【SREに関する意識調査】 専任のSREが在籍する企業はわずか18.7%〜自社にSREがいない理由、「転職市場にSRE人材が少ない」が73.1%で最多〜
フリーランスマッチングサービス「re:shine」を提供する株式会社メタップス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 山崎 祐一郎)は、Webサービスを提供している企業のCTO・開発責任者・リードエンジニア303名に対しSREに関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
■調査概要
調査概要:SREに関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月19日〜同年4月22日
有効回答:Webサービスを提供している企業のCTO・開発責任者・リードエンジニア303名
■「SRE」の認知度は46.0%、「詳しく知っている」人は14.6%という結果に
「Q1.あなたは、SRE(Site Reliability Engineering)という職種を知っていますか。」(n=303)と質問したところ、「詳しく知っている」が14.6%、「名前だけ知っている」が31.4%という回答となりました。
・詳しく知っている:14.6%
・名前だけ知っている:31.4%
・全く知らない:45.5%
・わからない/答えられない:8.5%
■SREが正社員として在籍する企業は、わずか3割
「SREという職種を知っている」と回答した方に、「Q2.あなたの会社には、SREが正社員として在籍していますか。」(n=139)と質問したところ、「はい」が34.5%、「いいえ」が56.1%という回答となりました。
・はい:34.5%
・いいえ:56.1%
・わからない/答えられない:9.4%
■現在実施できているSRE業務、「セキュリティ脆弱診断などの対応」が33.0%、「インフラ運用(監視などを含む)」が32.7%
「Q3.あなたの会社では、SREの業務内容を実施できていますか。実施できている業務について、下記の中からお選びください。(複数回答)」(n=303)と質問したところ、「セキュリティ脆弱診断などの対応」が33.0%、「インフラ運用(監視などを含む)」が32.7%、「インフラ設計/構築」が29.7%という回答となりました。
・セキュリティ脆弱診断などの対応:33.0%
・インフラ運用(監視などを含む):32.7%
・インフラ設計/構築:29.7%
・セキュリティに対する継続的なアップデート対応:28.4%
・パフォーマンス監視やSLI/SLOの可視化:20.8%
・障害復旧などの運用サイクルの自動化:17.8%
・24/365でのオンコール体制の構築:16.8%
・インフラのコード化:13.2%
・その他:3.3%
・わからない/答えられない:45.5%
■SRE業務の担当者、「SREではない、システム担当者」が67.9%で最多
「自社でSREの業務内容を実施できている」と回答した方に、「Q4.あなたの会社では、SREの業務内容を誰が担当していますか。最もあてはまる方をお選びください。」(n=165)と質問したところ、「SRE」が18.7%、「SREではない、システム担当者」が67.9%という回答となりました。
・SRE:18.7%
・SREではない、システム担当者:67.9%
・外部事業者:6.1%
・フリーランス:1.2%
・その他:0.6%
・わからない/答えられない:5.5%
■技術責任者の67.6%が、SREの必要性を実感
「SREという職種を知っている」と回答した方に、「Q5.あなたの会社では、SREを必要としていますか。」(n=139)と質問したところ、「かなり必要としている」が22.3%、「やや必要としている」が45.3%という回答となりました。
・かなり必要としている:22.3%
・やや必要としている:45.3%
・あまり必要としていない:20.1%
・全く必要としていない:2.9%
・わからない/答えられない:9.4%
■SREに期待する業務、「セキュリティ脆弱診断などの対応」が66.9%、「障害復旧などの運用サイクルの自動化」が62.2%
「自社でSREを必要している」と回答した方に、「Q6.あなたはSREに対して、どんな業務を期待しますか。(複数回答)」(n=127)と質問したところ、「セキュリティ脆弱診断などの対応」が66.9%、「障害復旧などの運用サイクルの自動化」が62.2%、「セキュリティに対する継続的なアップデート対応」が60.6%という回答となりました。
・セキュリティ脆弱診断などの対応:66.9%
・障害復旧などの運用サイクルの自動化:62.2%
・セキュリティに対する継続的なアップデート対応:60.6%
・パフォーマンス監視やSLI/SLOの可視化:54.3%
・24時間365日でのオンコール体制の構築:43.3%
・その他:3.9%
・わからない/答えられない:1.6%
■SREの必要性を実感している技術責任者、6割が「SREの採用」を検討した経験あり
「自社でSREを必要としている」と回答した方に、「Q7.あなたの会社では、SREの採用を考えたことがありますか。」(n=45)と質問したところ、「かなりある」が15.6%、「ややある」が44.4%という回答となりました。
・かなりある:15.6%
・ややある:44.4%
・あまりない:17.8%
・全くない:4.4%
・わからない/答えられない:17.8%
■SREの採用を検討したもののSREがいない理由、「転職市場にSRE人材が少ない」が73.1%で最多
「SREの採用を考えたことがあるが、現状自社にSREがいない」と回答した方に、「Q8.SREの採用を考えたことがあるにも関わらず、現状SREが正社員として在籍していない理由を教えてください。(複数回答)」(n=26)と質問したところ、「転職市場にSRE人材が少ない」が73.1%、「採用コストが高い」が46.2%、「現状システム担当者や外注で賄えている」が34.6%という回答となりました。
・転職市場にSRE人材が少ない:73.1%
・採用コストが高い:46.2%
・現状システム担当者や外注で賄えている:34.6%
・SRE人材の探し方がわからない:30.8%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■技術責任者の72.6%が、「SREのプロフェッショナルチームによる運用の自動化・可視化が可能なSaaS」に興味
「SREという職種を知っている」と回答した方に、「Q9.あなたは、SREのプロフェッショナルチームによる運用の自動化・可視化が可能なSaaSに興味がありますか。」(n=139)と質問したところ、「かなり興味がある」が23.7%、「やや興味がある」が48.9%という回答となりました。
・かなり興味がある:23.7%
・やや興味がある:48.9%
・あまり興味がない:22.3%
・全く興味がない:2.9%
・わからない/答えられない:2.2%
■SREの自動化・可視化が可能なSaaSに期待する点、「専門性の高い人材の活用が見込めるから」(45.5%)や、「採用よりもコストが抑えられそうだから」(40.7%)など
「SREの自動化・可視化が可能なSaaSに興味がある」と回答した方に、「Q10.SREのプロフェッショナルチームによる運用の自動化・可視化が可能なSaaSに興味がある理由を教えてください。(複数回答)」(n=145)と質問したところ、「専門性の高い人材の活用が見込めるから」が45.5%、「ワンストップでSRE業務を任せられるから」が41.4%、「採用よりもコストが抑えられそうだから」が40.7%という回答となりました。
・専門性の高い人材の活用が見込めるから:45.5%
・ワンストップでSRE業務を任せられるから:41.4%
・採用よりもコストが抑えられそうだから:40.7%
・自社でSREが不足しているから:25.5%
・これまでになかったサービスだから:21.4%
・その他:0.7%
・わからない/答えられない:2.8%
■まとめ
今回の調査では、4割以上の技術責任者がSREの必要性を実感する一方で、市場におけるSRE人材が不足していることを裏付ける結果となりました。Webサービスを提供している企業において、システムの管理がサービスの要といっても過言ではないでしょう。Webサービスの需要の拡大から、会社の要であるシステム管理を、プロの人材に任せたいと考える技術責任者が増えている一方で、SREという人材が転職市場に不足していることや、採用コストを危惧することで、SREを自社に迎え入れにくいジレンマが明らかとなりました。今後Webサービスに力を入れる企業の増加により、SRE人材の確保が益々難しくなることが想定される中で、SREプロフェッショナルチームの運営するSaaSは、安心安全なWebサービスを提供する企業の必須ツールとなりそうです。
そこで、re:shineでは、SRE組織を月額モデルで提供するサービス「SRE:shine」を開始いたします。「SRE:shine」はフリーランスマッチングサービス「re:shine」で登録のある経験豊富なSREのスペシャリストチームが、企業のサービス課題や運用に合わせて適切な環境を設計・構築し、安定した稼働とセキュリティを支援するサービスです。IaCをベースとしたインフラのコード管理を始め、クラウドネイティブに適したシステム設計のサポートやオンコール体制を構築します。2022年後半にはアプリケーションのエラー状況やSLO、脆弱性の対応状況を可視化するダッシュボードを提供予定です。
サービスHP:https://lp.sre-shine.jp/
■re:shineについて
働き⽅の多様化を⽀援するプロジェクトとして「フリーランス⼈材のマッチングサービス」や「フリーランス型正社員制度」を整備し、フリーランスでは確保しづらい収⼊の安定化、積み上げづらい社会的な信⽤、税率の優遇された退職⾦制度等、⼀⼈ひとりに合った形の働き⽅が出来る環境を構築することを⽬指しています。
サービスHP:https://lp.re-shine.jp/
■会社概要
会社名 : 株式会社メタップス (英文名 Metaps Inc.)
設立 : 2007年9月3日
代表取締役 : 山崎 祐一郎
所在地 : 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア
資本金 : 11,238百万円(資本余剰金を含む)※2021年12月末
事業内容 : ファイナンス事業、マーケティング事業、DX支援事業
ウェブサイト: https://metaps.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社メタップス 広報IR 香東
E-mail:pr@metaps.com