当社は、2023年10月2日付でSaaS一元管理ツール「メタップスクラウド」を株式会社SmartHR（港区、代表取締役CEO 芹澤 雅人、以下「SmartHR社」）に譲渡いたしました。

「メタップスクラウド」は、2020年11月に招待制リリース、2021年3月に正式提供を開始したSaaS一元管理ツールです。コロナ禍により企業で使われるSaaSが激増し、その管理に大きな手間が発生していたことを背景に、情報システム担当者の負荷軽減のため「SaaS管理」と「ID・パスワード管理」2つの機能を併せ持つサービスとして提供してまいりました。

その後SaaS連携数や導入社数を順調に増やし事業を拡大してきましたが、当社のインキュベーション型投資会社への転換を機に、当事業のさらなる成長に向けた資本政策を検討する中で、当事業が蓄積したIDaaS及びSaaS管理領域における事業開発の知見をSmartHR社から高く評価いただきました。同社のもとであれば、それらを最大限活用し更なる事業成長が期待できると判断し、事業譲渡を決定いたしました。

譲渡先のSmartHR社は、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を運営しており、労務管理市場におけるシェアは圧倒的No.1を誇っています。今後は「マルチプロダクト戦略」をキーワードに掲げ、将来的にはバックオフィスのあらゆる業務が「SmartHR」を中心につながっていくような世界を目指していることから、「メタップスクラウド」との親和性が高いと判断し本合意に至りました。

なお、SmartHR社との間では、お客様にシームレスな体験を提供するのが重要であり、「SmartHR」とシステム的にも一体化することが最善との考えから、「メタップスクラウド」は一旦サービスを終了し、同事業で培った知見・ノウハウを基に、SmartHR社の下で新サービスの提供を目指すことで合意しております。

サービス提供開始以来、お客様や関係者の皆様には、ご理解と温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

今後もより一層の企業価値の向上に努めてまいりますので、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

関連プレスリリース（2023年10月2日発表）
「メタップスホールディングス」へ社名変更、インキュベーション型投資会社へ転換
～コーポレートロゴやサイトのカラーも黒へ一新～
https://metaps.com/ja/archives/press_release/5822